食と生を支えるコンサルタントナースの西です。
先日から、「みんなの介護」に私の書いた記事が公開されました。
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/oral-care/no23/
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/oral-care/no24/
看護師として、もっと社会に看護のすばらしさを知ってもらいたいけど
どうしたらいいの・・・
こんなお悩みはないでしょうか。
今回は、看護の価値を知ってもらう方法をコンサルタントナースの
日常から書いていきますね^^
看護に価値があることをもっと知ってもらうには
「看護師は何でも屋ではない、もっと価値ある仕事をしている」
忙しい日常のなかで、そのような思いをもっておられませんか。
私も、急性期病院で働いていた頃から思っていました・・・。
専門看護師として専門性のある看護に時間をかけても、
コストとしてすぐには反映されない・・。
看護師って本当に命を支える大切な仕事をしているのに・・。
診療報酬などで評価が低いのはなぜかな・・と。
看護が価値あるものであるということは、
お金での判断だけではないですが。
やはり、看護がお金になるというのは、一つの価値が
認められている根拠となってきます。
そのために、看護の価値を広く知ってもらうことが必要になります。
看護に価値があることを知ってもらうには、
いくつかの方法が考えられると思います。
・研究で成果を出す
・学会などで発表する機会をもつ
・政策に訴えていく
・SNSでの発信機会を増やす
これはスペシャリストナースとして、当然、日常的に行っていきたいことですね。
そのうえで、政策に訴えていく方法を模索する・・・。
研究はとても重要です。
しかし、その発表を聞いたり、読んだりされるのは、
多くは専門分野の方々、同職者であったりします。
そのためには、看護の価値をもっと
世間一般に知ってもらう研究以外の方法が必要となります。
また、看護の価値を世間一般に伝えていく目的は、
看護師がどのように考え実践しているかを具体的に知ってもらうことです。
看護師の頭の中のアセスメントの価値をもっと、
世間一般にわかってもらうこととも言えます。
私の主人に「看護師は何をする人だと思う?」
と質問しましたら、
「点滴とか処置でしょ。」
としか答えが返ってきませんでした。
私の働きを日常的に聞いていてもです。
それくらい、一般の方々は看護師の仕事について知らなかったりします。
確かに、保健師助産師看護師法に下記が記されています。
「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。 保健師助産師看護師法5条
そのため、私の主人も全く間違っているわけではないのですが、
看護師が日々、患者さんの身体的、精神的、社会的側面をアセスメントして、
療養生活を支え、個々にあったケアをどのように提供しているかは、
世間にあまり知られていないのが現状ではないかと考えます。
看護師の学会での発表をきいたり、看護系雑誌を読むと、
素晴らしい実践が語られています。
これらの看護師の実践を、一般の方にもわかりやすく、
伝えていくことを考えることが大切になってきます。
SMSの発信を増やす
一般の方に看護を伝える方法一つがSNSでの発信を増やすことになります。
SNSとは、ご存知の通り
ソーシャルネットワーキングサービスのことです。
SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、
登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。
総務省ホームページから引用 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/07.html
しかし、「高齢者はインターネットをみないから、
SNSは意味がないのでは」という意見をきくことがまだまだあります。
例え、高齢者や患者さんがみなくても、
多くの年代でSNSの利用率は高くなっています。
看護の価値を伝えるためには、看護師のSNS発信はこれからの種になります。
私もこのブログをはじめ、いくつかのSNSを使っています。
実は、私も今までは看護師に役立ててもらえるような
ものを中心に発信してきました。
しかし、今回、「みんなの介護」に記事を投稿することにしたのは、
一般の方に看護の価値を知ってもらうための一歩と考えたからです。
書くことは看護の世界伝えやすい
日々看護師は、看護師の実践を記録に残しているのではないでしょうか。
伝えるために書くことは看護師は得意だったりします。
退院時看護要約など、相手に伝わるように意識して書いています。
当然、そのまま看護記録を外部に発信することは、
個人情報保護の問題に抵触しますし大きな問題です。
しかし、看護が行っているケアの根拠や、どのようなアセスメントを
しているかは伝えていくことができます。
頭のなかの判断した過程を伝えていくイメージです。
組織に所属している方は、
組織からの発信として、組織と協力して行うことで、
よりよい内容を発信できるのではないでしょうか。
「看護部ブログ」などの形で発信されている施設は、
多くありますね。
まとめ
今回、「みんなの介護」で記事が紹介されたことで、
世間一般の方に看護師のアセスメントを伝える一つの機会になりました。https://twitter.com/minnanokaigo/status/1431136844641562629
医療職以外の一般のかたは、看護師が実際どのようなことをしているか、
とくにアセスメントをなぜ行っているのか、どうやって行っているのか、
知らないことが多いです。
看護の価値が上がるように、
機会をつくり一緒に看護の価値を高めていきましょう。
しかし、信じたことのない方を、どのようにして呼び求めるのでしょうか。
聞いたことのない方を、どのようにして信じるのでしょうか。宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか。 新改訳聖書 ローマ書10章14節
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